05:30am
昨日の夜から、誰からもメールがこないので変だなとは思っていた。
でも旅行中だし、気を使ってくれてるのかも、とか、それほど気にしていなかった。
でも、今朝になって電車の時刻表検索をしようとして、iPadがアホになっていることに気づいた。
ドン引きして、メールボックスを開いてみようとしたら、サーバーの設定が変わって認証できないと拒否られた。再設定を要求されたけど、そんなもんわかんねぇし。
拍手コメントフォームも開かないし、とにかく全部がおかしくなっていて、ゾッとした。
私はフランスの旅行ガイドは持たないで来ているし、iPadに死なれちゃ、ほんとに困る。
電子チケットも入っているし。
原因がホテルのWiFiのせいだと判ってホッとした。
ホテルが業務用に飛ばしているWiFiと、客用に飛ばしているWiFiを分けているのだが、それが混ざってしまっていたようだ。
私のiPadは業務用の方を拾っていたらしい。
自分で持って来ているWiFiに変えたら、全部直った。
焦ったわー…

15:59pm
アンリ2世の寝室にいます。
部屋の中の作り付けのベンチに座って、目の前に王の寝台。

20:00pm
トゥールの観光案内所前集合の、ミニバンツアーに行ってきました。
と言っても、今日は午前中だけ。
ずっと行ってみたかったアゼ・ル・リドー城とヴィランドリー城の庭園コース。
アゼは3年間の修復工事に入っていて、足場に囲まれたブルーシート状態なのは承知の上でした。
それでも、ネットでたまに修復の進み具合を見たりして「この角度からだったら、まぁまぁ写真が撮れそう」なんてことを思っていました。
で、今日、そのアゼ・ル・リドーに行ってみて。
なんと。
修復工事が終わってました。
ちょっと前に終わったばかりだそうで、内部にはほのかに木の香りのするところもありました。
「ロワールの真珠」
バルザックがそう称した小さな城。
美しい姿で観ることができてよかった。
でも、ツアーなので時間が全然足りませんでした。
見学時間は1時間もないぐらい。
たぶんそんなことだろうと思ってはいたけれど、思った以上に時間が足りなかったです。
また、今日は結構雨が降っているので、ヴィランドリーの庭園見学もなかなか厳しく、初めてのミニバンツアーの感想としては、やっぱり私は個人でまわらないと駄目だと。
そんな感じです。
午後からはツアーではなくて、自分でアンボワーズ城とクロ・リュセに行きました。
アンボワーズ城はミニバンツアーでもコースにあるのですが、こちらは絶対に時間が足りないと判っていたので、最初から個人で行く気でいました。
わりとテンポよく観て、ギフトショップにも寄って、3時間半かかりました。
低く雷鳴が響いていて、雨も風も強くて、真夏とは思えないぐらいの冷え込み。
私は今夜は、夜10時半から始まる野外でのショーを予約しているので、この雨は厳しいです。
ショーのあいだだけでもやまないかと、てるてる坊主でも下げたいところだけれど、アレってたぶん、ヨーロッパの人が見たら、ただの縛り首だよね。

22:00pm
アンボワーズ城のスタンドにいます。
夏の数日だけ行われる夜の野外ショーは、アンボワーズ城の前庭が会場になっています。
座席は結構な大きさのスタンドになっていて、私の席は真ん中ぐらいの段の城の正面。
しかも、私の席の前には席がないので、すごく観やすそうです。
20分ぐらい前までは明るかったけれど、10時を過ぎたら急激に暗くなってきました。
お客さんが続々と登って来ています。
(アンボワーズ城は高台にあります)
会場にはすでに音楽が流れ、チケットチェックや案内の人たちの一部は、中世の衣装を着ています。
写真を撮ってもいいか聞いたら、舞踏会の姫君のような礼をしてくれました。
ああ、もうずいぶん陽が落ちました。
アンボワーズの街の灯りがきれいだ。
開演を待ちながら、はがきを書いています。
今日から「はがき届いたよ」のご報告が届きはじめて、ほっとしています。
ロワールの絵はがきが届いたら、夜のアンボワーズ城で書いたものだからね。
フランソワ1世がダヴィンチを庇護した城。
様々な血の流れたこの城の、冷えた石積みの翳りが少しでも届くとよいのだけれど。

22:21pm
客席の案内係をしているじぃちゃんが着てるスタッフジャンパーがかっこええ！
背中にリスの紋章が入っている。

22:27pm
子役の子供たちが移動して行きました。
このショーの子役は本当に子供なんだよな。
今、10時半なのに。

22:31pm
姫が！
姫が庭をうろついとる！！
始まった！

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