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こちらはメインコンテンツの【令嬢の回顧録】です。
開設の2010/12より概ね2013/10までにUPしたノベルを置いています。


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ゲスト作家さまの作品がお楽しみいただけます。

    今回のコラムでは、アンケート結果を受けての随想と、主だったノベルへのちょっとした解説などを書きたいと思います。
    ところどころ口語交じりの文体になりますので、そういう文体が苦手な方はこれより下はお読みにならないことをおススメ致します。

    ↓集計結果


    ↑コレ、円グラフの下のノベルタイトルは得票数の多い順に並んでいるのですけれど。
    うーん、「愛をおしえて」が2位とは。
    ちょっと意外でした。
    というのも「愛」はWeb拍手もご感想も、他のノベルに比べてとても少ないからです。
    届いているご感想の大半が「悲しい話はやめて欲しい」「オスカルさまを苦しめないで」というものなので、ノベルのメインであるべき長編の不人気ぶりに「やっぱり暗いからなぁ…」と思っていたのですが、まさかの2位。
    アンケートで寄せられたコメントのほとんどが「この先どうなるのか気になる」というものでした。
    なので、「愛」が票を集めた理由は「お気に入り」というよりは、「今後の展開への興味」といったところでしょうか。
    (それなら判る気がする)
    「愛」はまだ序盤なので、来年は「愛」中心の更新になると思います。
    てか多分、「愛」ばっかりになりそう。

    「ヴァランタンの贈り物」「指環物語」「Mille mercis」は、アンケート初めから終了まで、ず~っとほぼ同じ得票数で推移していました。
    最終的には「ヴァランタン」が少し票を伸ばして終わりましたが、この3つはトーンが似ているので、「ヴァランタン」をお好みくださっている方は「指環」も「Mm」もお好みなのかな、なんて思ったり。
    ことに「ヴァランタン」と「指環」は、もとは1本の物語。
    文字数の関係で分けただけなので、票数がかぶるのは自然な気がします。
    「Mm」は1000拍手御礼ノベルということで、「Mille=千の  mercis=ありがとう」、そんなタイトルとなりました。
    「指環」では、ドレさんが「母親の顔を思い出せない」というエピソードが入っており、これは不肖わたくしの体験に基づきます。
    私の父はとても若くして亡くなっておりまして、顔など覚えてないのですけど、母もまた、まだ若いうちに亡くなってしまいました。
    今、生きていてくれたとしても、まだ50代の若さでした。
    亡くなるような病気ではなかったのですが、医療ミスで脳死状態になってしまい、どうもそのことが私のメンタルのキャパを超えたらしく、母の葬儀を終えたら、母にまつわる記憶だけがスコンとなくなっておりました。
    遺影を見れば、母親とは判る。でも自分の頭の中で思い出そうとすると、どうしても顔が思い浮かばない。母にまつわるさまざまな思い出も出てこない。
    そんな状況でした。
    でも私の場合、5年ぐらいで8割方思い出しました。
    全部思い出すのはもう無理っぽいんで、あきらめております。
    マンガや小説でよくある設定の記憶喪失ですが、実際にもあるんだよ、ということでして。
    医師によると、私の場合は“生活能力に問題のない一時的な健忘”と言った方が正しいのですが。
    また「指環」は、ご感想が2つに分かれるという、書き手に取っては面白い結果になったノベルでした。
    「オスカルさまが、幼い頃からアンドレを大切に思っていたことが伝わった」というご感想と、「アンドレの、オスカルさまへの子供の頃からの想いが伝わった」というご感想。
    彼と彼女。どちらよりの目線でお読みになったか、ということなのでしょうけれど、他のノベルではご感想が分かれるということはあまりないので、大変珍しい経験をさせていただきました。


    「経験に基づく」と言えば、「雪ベル」もそう。
    「雪ベル」をやっている最中に「いい大人がなんで雪合戦なの?」というご質問をよくいただいたのですが、「雪合戦」は公式ルールもあるスポーツなんですよ。
    と、言ってる私は公式ルールでやったことはありませんが、テレビで取り上げられると、やはり見入ってしまいます。
    というのも、私の父は北の広大な大地の出身、母は美しい海岸線に遊覧船が走る東北の小さな観光の町の出身。
    育ててくれた親は、将棋の駒で有名なとある街出身と、私は北の純度100%で育ち、雪合戦はすごく身近な遊びでした。
    と、いうより、冬は校庭の遊具が雪の下に埋まるので、雪合戦ぐらいしかやることがなかったとも言えます(笑)
    今は温暖化のせいか、うちの辺りでは、私が子供の頃よりずいぶん積もる雪の量が減りましたけど。
    なので、夏の「熱闘ベルサイユ!!」の対で、冬の競技を思い浮かべたとき、私には雪合戦しか思いつきませんでした。
    でも、実際の雪合戦は「雪ベル」ほどヌルくありません。
    ルールも全然違いますし、もっと白熱しますので、機会があったら「公式雪合戦」、ぜひご覧になってみてください。
    そうそう、「雪ベル」を書いた1番のきっかけは、フェルゼンに口説かれるオスカル・フランソワが書きたかった。
    コレに尽きます。
    自覚はないものの、ドレさんに心が傾きつつある状態の彼女が、もし今さらフェルゼンに言い寄られたらどうなるか。
    そしてそれをブロックするために、ドレさんやジェロりん、アランがどう動くのか…といったところを書きたかったのでした。
    お寄せいただいたコメントでは「画で見てみたい」というものが多かったです。
    あとは「アンドレの裏切り」に萌えたという方がけっこういらっしゃいました(笑)
    絶対的な信頼と安定のある彼が裏切るのは、SS的には萌えどころでございましょうか。
    この「雪ベル」、試合のあとの様子は「想いのゆくえ」というタイトルで、ちびちびと書いております。
    来年にはUPする予定でいます。


    「月あかりのダンス SIDE Alain」。
    こちらには「SIDE Oscar」という双子のノベルがあり、2つ合わせて完成された物語になります。
    1つの出来事に対して、それぞれのSIDEからみたらまったく違う物語になることを狙ったのですが、うーん、どうだったんだろう。
    私自身は両SIDEとも、とても楽しく書きました。
    特にナンパのあたり。
    調子に乗って女の子を口説くオスカル・フランソワと、それにつられてだんだんヤケクソになっていくアラン。
    あの辺りは、文字数が許せばもっと細かく書きたいところでした。
    あとは、例え二次小説上だったとしても、アランに、彼女に触れた思い出を残してあげたかったという、私の願望が乗っかったノベルでもありました。
    当初では、最後のダンスのシーンでニアミス程度のキスシーンもあったのですが、「なんか違う」と思い、切ってしまいました。
    …入れておけば良かったのだろうか…
    「SIDE A」は拍手もご感想も多い方でしたので、得票数3位も意外ではありませんでした。
    やはりアラン人気強し、といったところでしょうか。
    こういったアラン単発ものは、今後もUPする予定です。
    1番近い予定では「いわれあるもの」という短編を用意しておりますが、UPはさて、いつになるだろう。


    ジェローデル系。
    「今はあなたを見送る」や「10万人目のお客さま」、今回のアンケートには入っていなかった「1万日目に俺たちは死んだ」などのジェロりんが多く登場するノベルには、今回はあまり票は集まりませんでしたが、ヴィクトールファンからの決して少なくない拍手とご感想が届いております。
    ご感想は、なかなかに濃いものが多いです(素敵!)
    当サイトでは、ジェロりんは結構な人気♥
    (よそさまでもそうかも知れないけど)
    私もジェロりんがとても好きなので、ヴィクトールを動かす場面では、ことさら耽美にもの憂い空気感を心がけて書いております。
    というより、勝手にそうなるのですが。
    ドレさんが素敵なのはね、もうあまたのサイトさまが書き尽していらっしゃると思うんです。
    それを今さら私が書いたところで、きっとどなたさまかが書いたものに似通ってしまうことでしょう。
    だから当サイトでは、かっこいいとか素敵とか、その辺りはジェローデルさま担当です。
    ドレさんにはライトエロとかラブコメを頑張ってもらいますので、原作アンドレをこよなく愛する方は、このサイトには足を踏み入れないことが今後ますます賢明かと思われます。
    やはりこういったヴィクトール系のものも、今後、単発でUPする予定でいます。
    そしてジェロりんは、これから「愛」の方での登場が増えていく予定です。
    UP待ちの短編として「サベルヌへ」というものがあるのですが、こちらも時期は未定です。


    「あの日の想いは…」「熱闘ベルサイユ!!」。
    ぎゃあぁぁぁあああぁぁぁ!!
    これらが投票に上がってくるなんて(汗)
    2つともゲストさま追加でアンケートに参戦することになったノベルなのですが、ああ~、不意を突かれた!
    超恥ずかしい~っっ
    でも、追加してくださったゲストさま、ありがとうございます。
    投票してくださった方もありがとうございます。
    「あの日」と「熱ベル」は、他サイトさまに差し上げたもの。
    ことに「あの日」は、私が書いたものがたくさんの方の目に触れるきっかけになったもので、初めて「ご感想」をいただいた、私に取っては大きな意味のあるノベルでした。
    あのときご感想をいただくという経験をしていなければ、今、このようなことをしていなかったでしょうから。
    「熱ベル」は、言うまでもなく「熱闘!甲子園」的なノリで書いたものです。
    最初はサッカーで書こうとしていたのですが、広いフィールドを22人で動き回られては、とてもじゃないけど私には描写しきれず、じゃあ野球だ!と。
    昔は草野球チームに顔を出して、スコアなんか書いていましたんで、野球の方が書きやすかったのもあります。
    他の競技では、テニスのミックスダブルスやフィギュアスケート(笑)も候補に上がりました。
    (5年間ほど、フィギュアスケートの携帯ブログをやってたもんで)
    でも、アランとオスカル・フランソワでフィギュアを書いてみたい願望はあります。
    照れまくったアランが、絶対面白いことをやらかしてくれる気がする。


    「悪戯な贈り物」。
    こちらは「回顧録」のカテゴリー【Guest】にUP中の「月桃さま作・le cadeau」へのサイド。
    リレー小説的なノベルでした。
    「月桃さま作・le cadeau」は、夏のドレさんお誕生日企画の中でUPさせていただいた頂き物のノベルですが、以前私が書いた「SIDE A」に月桃さまが「Blue Eyed Drunkard」というサイドを作ってくださったことがあり、いつかは御作に何かサイドを書いてお返ししたいと思っていたことが「悪戯な贈り物」につながりました。
    終盤のラッピングをビリビリと破って開けるくだりは、言わずもがななことですが、青いレモン事件をベースに置いています。


    今回のアンケート、得票数1位だった「ささやかな欲望」については、次回書きたいと思います。
    次回の更新は明日、12/23を予定しております。
    よろしければ読んでやってくださいまし。
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